「このまま今の職場で働き続けていいのだろうか」
「主任や管理者になったけど、部下をまとめるのが大変」
「転職してキャリアアップしたい。でも介護職の経験は他業界で通用するのだろうか?」
こうした悩みを抱えている介護職リーダーは少なくありません。
介護業界は人手不足や離職率の高さ、利用者や家族のニーズの多様化など、課題が山積しています。
そんな中でリーダーに求められるのは「現場をまとめて成果を出す力」。
その答えの一つが、経営学の父ピーター・ドラッカーの教えです。
没後20年経った今も世界中で学ばれ続けている理由は、彼が「自己啓発の友」「マネジメントの父」「現代社会最高の哲人」という3つの顔を持っているからです。
今回から、30回にわたってピーター・ドラッカーの教えを元に、介護の現場でリーダーが応用できる話題をお届けします。
どの回から読んでいただいても、きっと、あなたの悩みに応えられるヒントがあるかと思います。
少しでもお役に立てれば幸いです。
ドラッカーの「3つの顔」と介護リーダーへの応用
強みを活かして成長する|介護リーダーの自己啓発とキャリアアップ
ドラッカーは「人は弱みではなく、強みによって成果をあげる」と説きました。介護リーダーはまず、自分自身が学び続け、成長を続ける姿勢を示すことが必要です。
例えば「自分は数字が苦手」と逃げるのではなく「自分は人の話を聴くのが得意」と強みを活かして面談を重ね、新人を定着させる。これは現場改善だけでなく、転職時のキャリアアピールにも直結します。
チームをまとめる力|介護現場で活かすドラッカー式マネジメント
介護リーダーの最大の役割は「現場を回すこと」です。しかし、それはシフト調整だけではありません。
- 何を成果とするかを定義する
- チームの役割を明確にする
- 強みを最大限に活かす配置を考える
これらを実践できれば、介護現場は安定し、転職市場でも「マネジメント経験あり」として高評価を受けることができます。
あなたが興味のある異業界にも挑戦するチャンスが巡ってくるかもしれませんよ(^^♪
変化を先読みする力|介護業界と転職市場で役立つスキル
介護業界は制度改正やICT導入、ニーズ多様化など変化が激しい業界です。
ドラッカーが二十数年前から予見していた「高齢化社会」や「人材不足」は、まさに今の課題です。
「変化を先読みし、対応する力」は介護現場改善だけでなく、異業種転職でも評価される普遍的スキルになります。
介護職リーダーがドラッカーを実践した成功事例
新人定着率を改善したキャリアアップ実践例
新人が「自分は仕事が遅い」と悩んでいたとき、リーダーが「あなたの声掛けは利用者を安心させている」と強みを言語化。
結果、新人は自信を持ち、定着率が改善しました。
この経験は転職面接で「新人育成の成功例」としてアピールできます。
家族対応を改善して信頼を高めた事例
「説明不足」でクレームが続いた施設で、リーダーが家族向け報告書のフォーマットを導入。
結果、クレームが激減し「説明がわかりやすい」と評価されました。
これは顧客満足度向上の実績として、介護以外の企業でも高く評価されます。
ドラッカーを学ぶと広がるキャリアの可能性
介護現場で評価されるリーダーの条件
ドラッカーを学んだリーダーは
「強みを活かす配置」
「成果を外に求める思考」
「変化対応力」を身につけます。
これらは管理者として評価される条件そのものです。
転職面接で強みをアピールする方法
「課題→対策→成果」の順に具体例を伝えると効果的です。
例:離職率改善に向けて強みマップを導入 →半年で離職率15%改善 →新人定着率向上。
介護職以外でも通用するマネジメントスキル
ドラッカー式の「人材育成」「業務改善」「顧客価値の追求」は、営業や教育、サービス業でも求められるスキルです。
介護で培った経験は業界を超えて通用します。
転職・キャリアアップを考える介護リーダーへ
今の職場に留まるか、転職するか迷っている方は、介護専門の転職エージェントに相談してみましょう。
- 非公開求人で管理職ポストが見つかる
- 自分の強みを客観的に整理できる
- 年収や条件交渉を代行してくれる
まとめ|ドラッカーを学び転職とキャリアアップの武器にする
ドラッカーを学び実践することで、
✅ 現場改善ができる
✅ 転職市場でアピールできる
✅ 介護以外でも通用するスキルになる
介護リーダーにとって今こそ学ぶべき理由がここにあります。
次回から30回シリーズで「介護×ドラッカー」をもとに現場で応用できる話題をお届けします(^_-)-☆
次回予告|やらされ感をなくす「目的の言語化」
次回は、【ドラッカー流】成果を上げる介護リーダーの時間管理術というテーマでお届けします!
よくある質問(FAQ)
Q:介護リーダーがドラッカーを学ぶと転職で有利ですか?
A:はい。新人定着や業務改善などの成果を具体的に語れるため、転職市場で評価されやすいです。
Q:40代以降のキャリアアップに通用しますか?
A:もちろんです。ドラッカーの思考は年齢を問わず普遍的。経験を整理すれば十分にアピール材料になります。
Q:介護職以外でも役立ちますか?
A:はい。マネジメントや人材育成は業界共通のスキル。営業・教育・サービス業など幅広く通用します。
参考文献
- ピーター・F・ドラッカー『マネジメント[エッセンシャル版]』ダイヤモンド社
- ピーター・F・ドラッカー『経営者の条件』ダイヤモンド社
私、こと”ゆるちょこ”も新たなことにチャレンジしようと“note”を始めました。
当ブログと姉妹編として「介護×ドラッカー」を参考に、稼動率の向上に奮闘している、とあるデイサービスの管理者と主任の物語です。
📚 新連載「介護×もしドラ物語|稼働率69%からの挑戦」スタート!
コメント